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デカフェとは

デカフェまたはデカフェインは、カフェインが除去されたコーヒーやその他の飲み物のことを指します。

コーヒーや紅茶が好きだけれど、カフェインが気になる…。
そんな方々にとって、デカフェはまさに救世主ともいえる存在でしょう。

デカフェは、妊婦さんなど、カフェインの効果を避けたい人や、カフェインに対して体質的に敏感な人々にとって選択肢の一つとなります。

数年前はノンカフェインのお茶といえばルイボスティや麦茶が一般的で、あまり商品の数がなかったのですが、最近ではデカフェのコーヒーやノンカフェインのお茶など様々な種類が販売されています。

また、スターバックスコーヒーでも多くのメニューがデカフェに対応しており、デカフェはかなり一般的になってきました。

Yu

10年前くらいはスタバでデカフェを頼んでも、裏メニュー的な扱いだったし15分くらいかかったことを考えたら、だいぶ市民権を得たなぁと感じています。

しかし、デカフェの魅力はそれだけではありません。

それは何かというと、独自の風味です。

カフェインを取り除くプロセスで、コーヒー豆の風味やアロマが微妙に変化し、それが独特な味わいを作り出します。カフェインを取り除いたことで、それまで隠れていた風味が表面に出てくることもあります。

目次

どんなふうにカフェインを除去するの?

カフェインの除去するためのプロセスについてはいくつの方法がありますが、コーヒーと紅茶では少し異なってきます。こちらの記事ではコーヒーのカフェイン除去について簡単にご紹介します。

主な方法は3つあります

溶媒抽出法

溶剤法では、まずコーヒー豆を水で湿らせ、その後カフェインを溶解する化学溶剤で処理します。

溶剤がカフェインと結合した後、溶剤を蒸発させることでカフェインを除去します。使用される溶剤は主にメチレンクロライドやエチルアセテートといったもので、人体に無害なレベルで使用されます。

スイスウォータープロセス

コーヒー豆を湯で蒸し、カフェインだけを抽出する特殊な炭素フィルターを使用、カフェインが除去されたグリーンコーヒーエキスは、再び新たなグリーンコーヒー豆と混合さセルという方法です。このプロセスを繰り返すことで、コーヒー豆からカフェインがほぼ全て取り除かれます。

この方法は100%無化学薬品であり、オーガニック認定を受けているデカフェを作るためによく使用されます。

ただし、他の方法に比べて時間とコストがかかるため、製品の価格が高くなりやすいデメリットもあります。

超臨界二酸化炭素法

超臨界状態とは、物質が液体でもガスでもない、特殊な状態を指します。特に二酸化炭素を超臨界状態にすると、液体のように物質を溶解し、ガスのように物質を浸透する性質を持つようになります。この性質を利用して、コーヒー豆からカフェインを抽出します。

この方法は非常に効率的であり、残留カフェイン含有量を0.01%以下まで減らすことができます。

ただし、この方法は高度な設備と技術を必要とします。そのため、デカフェコーヒーの製造コストを上昇させる可能性があり、超臨界二酸化炭素法で作られたデカフェコーヒーは、価格が高い傾向があります。

完全にカフェインを取り除くのは難しいらしい・・・

しかし、いずれのデカフェ化法を用いても、完全にカフェインを取り除くことは難しいため、デカフェ製品には少量のカフェインが含まれることがあります。

Yu

だいたい95%除去くらいのものが多い気がします。でもそこまで除去されていればわたしは夜飲んでも眠れます^^

また、デカフェ化プロセスはコーヒー豆の風味に影響を与える可能性があるため、デカフェコーヒーは通常のコーヒーと比べて風味が異なることがあります。

デカフェのメリット

カフェインに影響されやすい人にとって、デカフェはメリットだらけかなと思うのですが、改めてまとめてみました。

カフェインの影響を避けることができる

カフェインは、心拍数の増加、不安、神経質、不眠症などの症状を引き起こす可能性があります。(わ、わたしのことだ!)また、一部の人々はカフェインに対して特に敏感であり、これらの症状が顕著に出ることも。デカフェは、これらの影響を避けるにもおすすめです。

夜間でも飲むことができる

カフェインは覚醒を促す効果があるため、夜にカフェインを含む飲み物を飲むと、眠れなくなったり眠りが浅くなったり、睡眠が浅くなる可能性があります。しかしデカフェならば、これらを気にせずに夜でも楽しむことができます。

妊娠中や特定の健康状態の人に適している

妊娠中の女性や、カフェインを制限する必要がある特定の健康状態の方(例:特定の心臓病、不安障害、睡眠障害、胃腸疾患など)の人にとって、カフェインが除去されたデカフェは良い選択肢となります。

デカフェのデメリット

デカフェのデメリットもいくつかあります。

風味が異なる

デカフェ化のプロセスはコーヒー豆や紅茶の風味を変える可能性があり、一部の人々はデカフェの風味が通常のコーヒーとは異なると感じることがあります。

完全にカフェインを除去することは難しい

デカフェでも完全にカフェインが無いわけではありません。

通常、デカフェコーヒーは元のカフェイン量の約3%を含んでいます。これはほとんどの人にとっては無視できる量ですが、非常にカフェインに敏感な人にとっては問題となることがあります。

価格が高い

デカフェは、通常のコーヒーや紅茶よりも価格が高い傾向があります。これは、カフェインを除去するプロセスが追加のコストを必要とするためです。

デカフェはどこで購入できるの?

一昔前まではデカフェの商品はなかなか販売されていなかったのですが、最近ではイトーヨーカ堂などのスーパーやスターバックスコーヒーなどで販売しています。

デカフェコーヒーの場合

よくイトーヨーカ堂で購入しているスタバのディカフェブレンドです。味が比較的濃いので、濃いめが好きなわたしはリピートしています。

ドリップコーヒーだとこちらが手軽でおすすめです。
50袋も入っているので一度購入するとしばらく買わなくても良いところが楽です。味は軽め。

またセブンプレミアムの商品でカフェインレスコーヒードリップも廃盤されています。

デカフェ紅茶

ルピシア
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色々あるのですが、有名どころだと、ルピシアのデカフェ紅茶があります。ルピシアはかなりの種類のデカフェ紅茶がありますので、チェックしてみてください。

デカフェまとめ

デカフェコーヒーはカフェインに敏感な方や、カフェイン摂取を控えたい方でも安心して楽しむことができるコーヒーです。

デカフェの選び方は、味やカフェインを除去した方法、コーヒーの場合は、淹れ方などから選ぶと良いでしょう。

当然ながらデカフェといっても商品によって味は大きく違いますし、自宅にフレンチプレスやエスプレッソマシンがあれば、味わい深い状態のデカフェコーヒーを飲むことができます。

デカフェには多くの選択肢があり、それぞれに独特の風味と特徴があります。

自分のライフスタイルや好みに合ったデカフェを見つけるためには、いろいろな種類を試してみるのが一番です。お気に入りのデカフェを見つけて、気兼ねなくコーヒーやティータイムを楽しんでくださいね。

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